当ブログでは、全10記事に渡って「脱せどり初心者集中講座」をアップしています。
この講座は、Amazon出品者登録の手順から、出品方法、仕入れのやり方、せどりに必要なマインドなどなど、せどりをやる上で欠かせない基礎知識を網羅した内容になっています。
記事を読んでしっかり実践すれば一通りのスキルを身に付けられるので、その名の通りせどり初心者を脱することができるでしょう。
ではさっそく内容に入っていきます。
第一回の内容は、せどりを始めるなら必須の「アマゾン出品者登録」についてです。
アマゾン出品者登録に必要な準備
まず最初に、Amazonでせどりを始めるのに必要な以下のものを準備します(スマホとパソコンはあることが前提です)。
- クレジットカード(なければデビットカード)の用意
- せどり用の銀行口座の用意
- 出品者アカウント用のメールアドレスの作成
- 本人確認書類(免許証かパスポートなど)
- クレジットカードもしくは銀行口座の明細
- 必要に応じてIP電話番号、バーチャルオフィス住所
それぞれ、簡単に解説していきます。
クレジットカード
出品者アカウントを作るのに必要です。
各種手数料などは売上から引かれますが、入金直後など売上では手数料が足りない場合にクレジットカードから手数料が引き落とされます。
アマゾンからの売上支払いの時にクレジットカードが有効かどうかのチェックがあります。
1円の引き落とし(与信確認)がありますが、7日以内にキャンセルされるのでクレジットカードの請求にはあがりません。
このときクレジットカードの情報が無効の場合は銀行口座に売上が入金されないので、有効なカードに登録し直してください。
その場合はAmazonから連絡が来るので普段は気にしなくていいです。
クレジットカードがなくても、デビットカードで出品用アカウントの作成が可能のようです。
デビットカードは、銀行口座の残高が上限のクレジットカードみたいなものです。
クレジットカードがない(作れない)けどアマゾンで販売をしたい人にはありがたいカードです。
デビットカードを新たに作る必要はありませんが、持っているなら使ってもよいでしょう。
Amazon出品用アカウントが作成できるクレジットカード、デビットカードは以下の通りです。
- Visa
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
- JCB
- 銀聯(クレジットカードのみ利用可)
最近では、さらにVisa プリペイドカード、Vプリカ、au WALLETなどプリペイドカードも使えるようになっています。
あまり使う人はいないと思うので、参考程度に覚えておくくらいでいいと思います。
15日締めと末日締めの2種類のクレジットカードを所持するのがオススメ
クレジットカードは15日締めと末日締めの2種類のカードがあると便利です。
新たに作るのもいいですが、すでにカードを何枚かもっているなら、支払日を変更できるカードもあるので持ってるカードを確認してみてください。
自己アフィリを活用すれば仕入れ資金を増やせる
新しくカードを作るときには、自己アフィリで仕入れ資金を増やすのがオススメです。
以下ののページに自己アフィリで使えるサイトを紹介しています。
自己アフィリに使えるサイトは、ヤフーショッピングや楽天で購入する際にポイントが付きます。
電脳仕入れの時にも使うのでぜひ登録しておきましょう。
銀行口座
売上が振り込まれる銀行口座を登録する必要があります。
普段使ってる口座とは別に、せどり用の口座を用意することを強くオススメします。
ネットバンクでも大丈夫です。
ネットバンクを作る時にも自己アフィリができるところもあります。
ノーリスクせどりで確認してみてください。
銀行口座をせどり専用にする事によって、資金管理がやりやすくなり収支が分かりやすくなります。
確定申告のときにもせどりの専用口座にしておくことで、スムーズに作業が進みます。
メールアドレス
アマゾンから各種連絡がくるので、せどり専用のメールアドレスを用意しましょう。
Gmailなどのフリーメールでいいです。
ぜひ店舗名を入れたメールアドレスにしましょう。
本人確認書類
出品用アカウントを開設するときに、本人確認が必要です。
出品用では、同一人物による複数アカウントの登録が認められていないからです。
免許証やパスポートなどを用意しておきましょう。
クレジットカードもしくは銀行口座の明細
先ほどクレジットカードと銀行口座が必要と書きましたが、本人確認のために、クレジットカードの明細か銀行口座の明細が必要です。
ネットバンクであれば明細の取得もネット上で簡単にできるので、ネットバンクを用意すると楽です。
IP電話番号、バーチャルオフィス住所
Amazonで出品する時には、本名、住所、電話番号を公開する必要になります。
本名については非公開にする手段がありませんが、電話番号、住所については個人のものを公開せずに済ます方法があります。
電話番号については、無料のIP電話番号を取得すれば個人携帯電話の番号を公開せずにすみます。
無料のIP電話番号の取得は、SMARTalkというアプリで簡単にできるので、こちらで取得するのがオススメです。
自宅の住所を公開したくない場合には、バーチャルオフィスという住所だけ借りれるサービスがあります。
バーチャルオフィスについてはググって自宅の近くにすると良いでしょう。
これらが用意できたら、Amazon出品者アカウントを作ります。
Amazon出品者アカウントの登録方法
mazonの出品者アカウントを登録する時には、大口出品と小口出品のどちらかを選ばないといけないので、簡単にどのような違いがあるのか紹介します。
Amazon出品者アカウントの大口出品と小口出品の違い
こちらは大口出品と小口出品の違いの早見表です。
簡単に説明すると、大口出品では月額4900円を支払うことで、出品に関する様々なサービスを受けられるアカウントということです。
小口出品では1商品を出品するごとに100円の手数料がかかりますが、大口出品ではかからないので、毎月49個以上の商品を出品するなら大口にすれば良いです。
厳密にいうと手数料はもう少し複雑に計算されるので、ざっくりと
- 目標利益が月5万円以下なら小口
- 目標利益が月5万円以上なら大口
といった感じで、目標利益次第で選べばいいでしょう。
大口から小口、小口から大口へはいつでも変更ができるので、悩むなら小口にしておけば良いです。
Amazon出品者アカウントの登録手順
基本的に、大口であっても小口であっても、登録の手順はほとんど変わりません。
ただし大口で登録した場合、登録完了するとすぐに月額4900円が発生するので注意しておいてください。
ここからは、大口出品で登録する手順を解説しますが、小口出品での登録で、大口と異なる箇所だけ言及することにします。
最初にAmazon出品サービスにアクセスします。
以下のような画面が表示されるので、大口出品で登録する場合は「さっそく始める」をクリックします。
小口出品で登録する場合は、画面を下にスクロールして「小口出品で販売したい方はこちら」というところをクリックします。
Amazonアカウントのログイン画面になります。
出品用アカウントを別途作る場合は「Amazonアカウントを作成」をクリックします。店舗用のアカウントを作るのがオススメですが、既存のアカウント(普通に買い物をするアカウント)を使う場合は、そのままログインします。
Amazonアカウントの作成画面です。名前、メールアドレス、パスワード、表示された6桁の文字列を入力して、「Amazonアカウントを作成」をクリックします。
登録したメールアドレスに、6桁のPINコードが届くのでコピーします。
メールに記載されていたコードを入力して、「アカウントの作成」をクリックします。
アカウント設定画面が表示されます。本名もしくは会社名を入力して、出品規約にチェックしたら「次へ」をクリックします。
店舗名と、住所を記入します。ここでは、ひとまず自宅の住所(クレジットカードの請求先)を記入しておきます。あとで店舗の住所に変更します。
認証のためのワンタイムパスワードの取得方法を選択します。ここではSMSにしました。携帯電話の番号を入力して、「すぐにSMSを受信する」をクリックします。
Amazonからワンタイムパスワードが届きます。
先ほど送られてきたワンタイムパスワードを入力して、「検証」をクリックします。
「認証が正常に完了しました」と表示されますので、下の欄に本名を入力し「次へ」をクリックします。
小口出品の場合には、ここで「特定商取引法で定める販売業者に該当します」という項目が出てきます。「はい」を選択します。あとは一緒です。
続いて、クレジットカードの情報を入力します。住所は、先ほど入力した住所が表示されているので、その住所を選択して「次へ」をクリックします。
次の画面では「商品情報」を入力することになりますが、ここで設定する必要はないので、全てスキップしてOKです。
Amazon出品アカウントの2段階認証設定手順
次は2段階認証を設定します。2段階認証はセキュリティ対策のために、現在はAmazon出品アカウントでは必須になっています。
最初にAmazon出品アカウントにログインすると、以下のように2段階認証の設定画面が表示されます。
二段階認証の設定は電話番号を使う方法とアプリを使う方法がありますが、簡単なので電話番号を使う方法で設定します。
以下の空欄に最初の0を除いた携帯電話番号を入力して、「続行」をクリックします。
これで二段階認証の設定ができました。
以降、ログインすると携帯電話にSMSが送信されて、送信された番号を入力しないとログインができないようになります。
銀行口座の登録手順
次は銀行口座を登録します。これをやらないと利益が入金されないので、必須です。
ログインしたトップ画面の右上の方に「入金方法情報を確認」という箇所があるので、クリックします。
銀行口座の「登録」ボタンをクリックします。
銀行口座の情報を入力して、「銀行口座情報を設定」をクリックします。
本人確認書類の提出手順
次に本人確認書類を提出します。本人確認書類を提出して、承認されないと出品はできないので、ここまでは必須です。
まずは本人確認種類を提出するようにメールが届いていますので、以下の本文中のリンクをクリックします。
本人確認ページに移動します。
まずは「居住地国/地域を選択してください」をクリックして、「日本」を選択します。
本人確認用に、身分証(免許証やパスポートなど)をスマホなどで撮影して、画像ファイルをアップロードします。
次に、インターネットバンキングもしくはクレジットカードの利用明細書をアップロードします。Web明細書があれば、Web明細書のPDFでいいです。
本人確認の時、何か不備があったときのための連絡先を入力します。メールアドレスと電話番号を入力して「送信」をクリックします。
1日〜2日ほどで、本人確認が完了します。
認証されたら以下のようなメールがきます。
このメールが届いたら、今後はAmazonに出品ができるということです。
Amazon出品用アカウントの諸設定手順
ここからは必須ではありませんが、自宅の住所や個人の電話番号を公開したくない人のための設定手順を解説します。
まず電話番号からです。
右上メニューの「設定」→「出品用アカウント情報」とクリックします。
「出品者のプロフィール」をクリックします。
以下の画像で示している「編集」という箇所をクリックします。
カスタマーサービスの電話番号という箇所に、無料で取得したIP電話などの電話番号を入力します。問い合わせ用のメールアドレスが、アカウントを作った時のメールアドレスと違う場合は、「カスタマーサービス用Eメール」という箇所に記入します。
次は住所を変更します。
アカウント情報ページの真ん中あたりにある「会社住所」をクリックします。
バーチャルオフィスなどの住所を入力して、「送信」をクリックします。
これで個人の住所と電話番号が公開されないようになりました。
まとめ
Amazon出品用アカウントの登録に必要なものの紹介と、登録の手順を解説しました。
ただ、Amazon登録はあくまで登録に過ぎず、ようやくせどりをやるスタートラインに立ったに過ぎません。
まさかここでつまづくことはないですよね?
と言いたいところですが、実際Amazon出品用アカウントの登録は結構ややこしいので、かなり問い合わせをもらいます。
この記事を読めば、登録できないということはないと思いますが、ここまでで何か分からないことがあれば気軽にお問い合わせください。
登録が終わったら、次は自宅にある商品を出品してみましょう。