という問い合わせが来ました。
正確には、
「せどりで仕入れた商品が売れないのですがどうしたらいいですか?」
です。
質問者はこの商品をどうやったら売れるかを聞きたいのでしょう。
しかし!
ここで一番問題なのが、仕入れた本人が売れない理由を分かってない事です。
あと
- JANやASIN
- いつ仕入れたか
- いつまでに売りたいか
- いくらで仕入れたか
- いくらで売りたかったか
- 自分はどうしたいのか
質問して回答を得たいならこれくらいの情報はほしいですね。
早く売りたいのは分かりますが、いくらで仕入れていつまで持っていていいのか分かりません。
具体的な商品が分からないのでその商品が将来的に値段が上がるのか下がるのかも分かりません。
現状も分からないので、価格をもう少し下げましょう、現状維持で待ちましょう。
なにもアドバイスできません。
具体的な回答が欲しい場合は細かく状況を教えてください。
ざっくりした質問には一般的な回答しかできません。
でも質問をいただくと記事のネタにもなるので質問は大歓迎です。
商品が売れない3つの理由
商品が売れない理由は大きく分けて3つしかありません。
- 価格が高い
- 需要がない
- 供給が多すぎる
自分が仕入れた商品が売れない時は、まず売れない理由を考えてみましょう。
「売れない理由が分からないから困ってるんだよ!」
って言いますが、
「じゃあなんで仕入れたんだ?」
ってなります。
仕入れの時は何か売れるであろう理由があったから仕入れたんですよね。
その理由が間違えてた、もしくはその理由が覆される何かが起こった。
それが売れない理由です。
売れない理由が分かったら、それぞれの対応策を考えてみましょう。
売れない理由1 価格が高い
単純に価格が高いだけなら価格を下げれば問題解決です。
しかし仕入れ価格ギリギリまで下げても売れないこともあります。
価格を下げても売れなければ、まだ価格が高いか需要が少ない可能性がでてきます。
これはモノレートなどでどれくらいの頻度で売れていたかを参考にすればある程度の需要が判断できます。
たとえばこの商品の場合
仕入れ価格3000円前後です
4/21に商品をリサーチすれば
- 順位が1万位以下
- 利益も倍くらい取れる
- 出品者も4、5人
価格差と順位だけしか見ていない場合によく仕入れられるパターンです。
前回売れた価格が2980円でその前に売れた価格が5900円なので7500円は価格が高いと判断できます。
過去の値動きからこの商品の今の相場が3000円から6000円だと分かります。
この商品の場合はこの価格帯で販売するのがベターでしょう。
仕入れる時は直前で売れたであろう価格と、確認出来る範囲で一番高い売値を確認するのがポイントです。
この商品とか価格が高い典型パターンです。
売れない理由2 需要が少ない
これはちょっと厄介です。
まずなんで売れない商品を仕入れたのか。
上記の商品で検証します。
単純に1年間で6回売れたと推測します。6回以上売れてるかも知れませんが気にしません。
6回売れているということは単純に2ヶ月に1回売れる計算ですが、モノレートでは12月に4回売れているカンジです。
なので12月以外は11ヶ月で2個しか売れてないので、3人同じ価格で出品者がいたら12月まで売れない可能性があります。
出品個数が7個以上あれば1年以上売れないかもしれません。
出品者が増えるとさらに売れなくなります。
これらを踏まえて仕入れるように心掛けると1年売れなくても想定内なので無駄な心配にはならないでしょう。
これなど2015年に1回しか売れていません価格が上がってるのが理由かもしれませんが需要が極端になくなった例です。
売れない理由3 供給が多い
これなどは供給過多の典型ですね。
かなり売れているのに出品者が増え続けてます。
この商品の場合は仕入れ値がほぼ限定されているので一定の価格で止まってますが最安値にしていても売れるまでかなり時間が掛かるでしょう。
右端の価格が下がっているのがアマゾン在庫復活です。
出品者がさらに増えるのは間違いないのと、現在の価格より2000円安いのでアマゾンが売り切れたあとさらに価格の下落は避けられません。
供給過多になる理由はせどらーや転売屋にも問題があります。
人気が出るであろう商品を買い占めて意図的にプレ値を作りだす。
それを見かねたメーカーが再販して暴落なんてこともしばしば。
供給過多になる商品でも他の出品者より安く買う、利益の出る価格まで置いておくなど利益を出す方法はいくらでもあります。
せどりで売れない理由を3つ説明しましたが実際はこんなに単純ではありません。
商品が売れないのは複合的な問題で売れないことが多いですが、売れないのは仕入れ基準が間違えてるか見込みが甘いってことです。
せどりをする人が増えれば増えるほど儲かる人と儲からない人の二極化が進みます。
仕入れのスキルももちろん必要ですが、売り方と資金管理の重要度がこれまで以上に上がるので意識するようにしてください。
せどりで仕入れた商品が売れない!まとめ
売れない商品を売るためには
- 価格を下げる
- 露出(販路)を増やす
この2つしかありません。
価格を下げて売れるなら赤字でも売ったほうがいいです。
問題なのは価格を下げても売れない商品です。
アマゾン以外のヤフオクやメルカリなどを利用して露出を増やし赤字でもいいので売ってしまいましょう。
赤字でも多少は資金回収が出来るので、回収した資金で売れる商品を仕入れることで仕入れスキルが上がっていきます。
最後に
質問は大歓迎なのですが、お礼の一言もない方が多いのが残念です。
まあ、お礼が聞きたくて回答してるわけではないのでぶっちゃけどうでもいいですが、質問者は自身の価値(評価)を下げてることに気付いたほうがいいですよ。
ふうげつも人間なので回答に対して何もアクションがない質問者には最低限の対応しかしません。
しかし、気持ちの良いやり取りができる質問者には必要以上の対応をしてしまいます。
質問の回答に対してお礼が言えるか言えないかだけで、得られる情報の質や量が変わることもあるんですよ。ってことです。
自己利益のためには必死になるのに、利益が見えないと疎かになる。
本当に大事なことは見えにくいものです。
損得勘定だけで動いてるといつか足元を掬われますよ。
情報を得るために媚び諂えと言ってるわけではないですが、人として最低限のマナーは持ち合わせてほしいです。
- 質問する。
- 回答を得る。
- お礼を言う。
「ありがとうございます」たったこれだけのことが言えない人とは関わりたくないですからね。
それが、せどり業界の地位向上に繋がるのではないでしょうか。