2020年6月30日にモノレートが閉鎖しました。
【訃報】
まじか!
モノレートが6/30で閉鎖するって😱 pic.twitter.com/Wd84V97NbW— ふうげつ@投資型おもちゃせどり×ブログ (@sedori_fugetsu) June 15, 2020
モノレートはせどりの必須ツールだったので、せどらーにとって非常に衝撃的な出来事でした。
詳しい経緯なんかはモノレートのサイトを見ればわかりますが、Amazonの規約に反するという理由のようです。
参考:モノレート | お知らせ
モノレートは閉鎖しましたが、モノレートの開発元はWatchbell(ウォッチベル)という新しいツールをリリースしました。
モノレート開発元だから、モノレートみたいな機能があるのか?と気になる人も多いと思います。
結論をいうと、モノレートみたいに使うことはほぼできません。まったく別物です。
ただ、使い方次第ではモノレートっぽく使うこともできるような仕様にもなっています。
この記事では、そのあたりも含めてWatchBellがどのようなツールなのかをレビューします。
WatchBell(ウォッチベル)とは
WatchBellはAmazonせどり用の「データ可視化ツール」です。
開発元は、モノレートと同じインベイズ株式会社となっています。
プライスターやマカドなど、自動で最安値に価格を改定するツールもありますが、WatchBellは底値ではなく適値にしましょうというコンセプトです。
適値で売るために、商品のさまざまなデータを可視化して、徹底分析できるような情報を提供してくれるツールとなっています。
モノレートのようなグラフ表示機能
WatchBellでは、
- 最安値の推移
- Amazonランキングの推移
- 出品者数の推移
をグラフ表示させることができます。
これはモノレートと同じような情報となります。
出品在庫のデータ可視化ツール『WatchBell』のβ版をリリースしました
a) モノレートよりも断然詳しいグラフ(価格変動を残さず可視化)
b) 手動での価格改定(なぜかこだわりの手動)
c) 自由度の高いアラート機能を特徴としますhttps://t.co/OEeYi5CeQp pic.twitter.com/BRIZjKBSvp
— ヨーク書⛅ (@yorksyo) May 27, 2020
また、モノレートでもあった利益シミュレーターも使えます。
カート獲得率の推移グラフの表示機能
カート獲得率を、他の出品者も含めて表示させることができます。
カート獲得率の割合が多い他出品者を把握し、特徴などを掴むのに使えるかもしれません。
タグ機能
出品した商品に独自のタグをつけてグループ化し、管理できるようになっています。
他のツールではあまりない便利な機能だと思います。
データの分析や価格改定は自分でやる
WatchBellは適値を導き出すためのデータをわかりやすく表示させるためのツールです。
つまり出てきたグラフから、実際にデータの分析して適値を判断するのは自分です。
昔からベテランせどらーさんに、本当に手動での価格改定ですか?と言われて、ハッ!!何を作ってるんだ・・・と一瞬思いましたがw
本当に手動のみの価格改定ツールです自動価格改定で改定除外しているような繊細な調整をしたい商品のために作りました
— ヨーク書⛅ (@yorksyo) May 27, 2020
回転率重視ではなく、利益率重視の商品などに有効に使えそうです。
初心者が売り方を学ぶのに使える
せどりをする上では、どういう価格で売るかというのは素人と玄人の実力差が出やすい部分でもあります。
せどり初心者は仕入れで悩んでるけど
実は売る方が難しい
❌いくら安く仕入れても売り方を間違えれば利益は出ない
❌高く仕入れたとしても売り方次第では利益が出る
これに気付ければ無駄な価格競争に巻き込まれることなく利益を得ることができる
✅どうやったら一番高く売れるかを考えろ😇
— ふうげつ@投資型おもちゃせどり×ブログ (@sedori_fugetsu) April 10, 2020
WatchBellはさまざまな推移データを見ることができるので、商品を高く売る実力を鍛えるために使うというのもありかもしれません。
開発者のヨーク書さんのツイートをみると、WatchBellのデータをどのように見ればいいのか、どのように使えばいいのかヒントが得られます。
【WatchBellのポイント ①】
出品している商品でしたら、自分以外の出品者の価格推移もすべて保存しています
実はこれからはいろんな情報が分かって
在庫数1の出品者(中古で多い)でしたら、ランキング上昇直前にチャートに表示されなくなった出品者から
最安値ではない「真の販売価格」もわかります— ヨーク書⛅ (@yorksyo) June 23, 2020
Watchbell(ウォッチベル)はモノレートの代わりになるのか?
Watchbellはモノレートの代わりににはなりません。
さっきも書いた通り、モノレートのようなグラフを表示させることはできます。
ですが、WatchBellは、
- 自分が出品した商品のデータしか見られない
- Watchbellに登録した後のデータしか蓄積されない
という仕様のため、モノレートのように「全ての商品を過去何年も遡って表示させる」というようなことはできません。
あらかじめ大量に空出品しておけばモノレートのように使うこともできなくはない
モノレートのように使いたいのであれば、今後仕入れる可能性があるような商品をあらかじめ出品しておくという手はあります。
出品して以降にはなりますが、データは蓄積されていくので、利益率を考慮すれば仕入れ判断もできると思います。
もちろん実際は在庫がないので、価格をありえないくらいの高額に設定しておく、いわゆる空出品でということになります。
β版での仕様では4000SKU以下の出品者しか登録できないようになっていますが、正式版ではより多くの商品を出品できるようになると思います。
登録作業は大変ですが、とにかく登録しまくれば、モノレート化も夢ではないかもしれませんね。
Watchbell(ウォッチベル)β版が無料公開中
WatchBellはモノレートの代わりになるとは言い難いですが、それでも出品した商品のさまざまな推移データが見られるので導入の価値は高いと思います。
WatchBellで得られるデータをきちんと分析していけば、適値で売るための実力は鍛えられるでしょう。
Watchbellは現在β版が無料で公開されていますので、気になったらとりあえず登録してみれば良いかと思います。
「WatchBell」は、現在β運用中です。ユーザーを募集していますが、将来的には何らかの形で有料コンテンツとなりますのでご了承ください
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