売上、利益額、利益率、回転率
人によって意識している項目は違いますがだいたいこの4項目のどれかを重視していると思います。
どれを重視しても間違いではありませんし、正解でもありません。
その人の状況によって答えが変わってきます。
売上が高くて利益額も高くて利益率が良くて飛ぶように商品が売れていく。。。
それが出来れば最高ですね
まあそんな簡単にいくなら誰も苦労はしません。
※ここでは、せどりの場合を説明しています。
OEMやメーカー問屋仕入れなどを考慮していません。
OEM、メーカー仕入れ、問屋仕入れについてはまた別の機会に説明します。
売上と利益額は基本的に比例します。
売上の増加とともに利益額も増えていきます。
一般的に新品せどりでは利益率と回転率は反比例です。
利益率を上げると回転率が下がり、回転率が上げると利益率が下がっていきます。
中古せどりの場合は、利益率が高くて回転率も比較的良いです。
しかし新品に比べると作業が多いです。
それではそれぞれの売上、利益額、利益率、回転率を上げる方法を教えます。
せどりで売上を増やす方法
- 単価の高い商品を売る
- 回転率を上げる
- 融資を受ける
売上を増やすにはとにかくたくさん売ればいいです。
今回の4項目で一番簡単でぶっちゃけ資金さえあれば余裕で目標達成できます。
小売業は基本的に受けのビジネスですがせどりに関しては攻めのビジネスです。
売れていて利益の出る商品を仕入れるので、売れなくて困るということが基本的にありません。
もちろん目論見違いで売れなくて困るということはあります。
ある程度は仕方ないです。
そんな商品でも値段を下げれば売れるので、損切りしてその資金で再度仕入れ直すという方法も取れます。
値段を下げても売れない商品はそもそも仕入れミスである可能性が高いです。
せどりで利益額を増やす方法
- 売上を増やす
- 仕入金額を下げる
- 回転率を上げる
- 利益率を上げる
- 融資を受ける
利益額を増やすのも基本的には売上を増やせば自然と利益額も増えていきます。
仕入れに困ってなければ時間の問題です。
目標の利益額を達成するまで売上を増やせばいいのです。
売上が増えると作業量が増えたり利益率が下がる傾向にあるので売上ほど簡単に達成できないかもしれません。
しかし利益額も積み上げなので頑張れば達成できます。
せどりで回転率を上げる方法
- 売れている(ランキングの良い)商品を中心に仕入れる
- 最安値(またはカートが取れる価格)で販売する
回転率を上げることでより多くの複利を享受できます。
在庫リスクが減りますが、利益率も下がる傾向にあります。
単純に仕入れと出荷が増えるので作業量が増えます。
1人で納品している場合は限界があるので外注化や人を雇うことも視野に入れる必要が出てくる。
せどりで利益率を上げる方法
- 値上がり傾向の商品やプレミアム価格の商品を中心に仕入れる
- 希望の価格で販売する
一つの商品で大きく利益が取れる。
同じ利益を得るなら作業量が減る。
回転率が下がる。
どれだけ利益率を上げても利益額が売上を上回ることは絶対にないので
- 売上を増やしつつ利益率を上げる
- 売上を目一杯上げてから利益率を改善していく
などの戦略を明確にしておかないと中途半端になってしまう。
せどりは、売上、利益、回転率、何を重視して仕入れたらいい?まとめ
まず、売上と利益の目標を決めます。
そして使える資金でその目標を達成するためにどれくらいの回転率で回せば達成できるかを計算します。
資金の少ないうちは回転率重視で仕入れをしたほうがいいです。
資金に余裕が出来てきたら利益率の高い商品の比率を増やすと作業量を少なくして利益を増やすことが出来ます。
回転率と利益率は基本的に反比例なので回転率を上げて利益率も上げることは難しいです。
回転率重視の仕入れと利益率重視の仕入れのどちらかを選択しなければならない訳ではなく、バランスをとることで無駄なく利益を積み上げていくことが出来るでしょう。
しかし世の中には、回転率が高くて利益率も高い商品がたくさん存在しています。
扱える商品を増やして、その中から利益額または利益率や回転率の悪いものを減らしていくことで。回転率と利益率を改善することが出来ます。
ふうげつの投資型せどりも、利益を増やすことと作業量を減らすことを突き詰めた結果、新品おもちゃではありえない利益率45%になりました。
しかし回転率はメッチャ悪いです。
回転率が1/3になっても利益率が3倍になれば得られる利益額は同じです。
それに付帯する仕入れや納品作業は1/3で済みます。
そして仕入れや納品にかかる経費も1/3で済むことになります。
一般的なせどりは利益率15~20%なので
投資型せどりを取り入れて利益率を30%にまで押し上げられれば、同じ作業量で1.5~2倍の利益を得ることが可能になります。
売上、利益。利益率、回転率は、それぞれの置かれている環境や状況が違うので一概にこれが正解というのはありません。
それでも回答するとしたら
個人の場合は利益率
法人の場合は売上
これを上げるのが一番正解に近いですね。