同行せどりやコンサルの問い合わせで全員が聞いてくることにお答えします。
Q.投資型せどりをたくさんの人に教えると稼げなくなりませんか?
A.たくさんの人に教えても稼げなくなることはありません。
なぜそう言いきれるのかを詳しく説明します。
その前に現在のせどりのスタイルを分類しましょう。
店舗せどりと電脳せどりがありますが仕入れる場所が違うだけでどちらも一般小売店から買ってるので同じです。
分類すると仕入れ先を増やすにあたります。
基本的にせどりは現在の価格差を利益に変えます。
なので大量の商品をリサーチして価格差のある商品を探します。
そのため商品知識を増やして相場観を養えば仕入れはどんどん楽になります。
しかし毎回同じ店に仕入れに行っても利益の出る商品は自分で買っているので、当分その店で仕入れることは出来ません。
最初は自宅から近い店へ行っていたけど、仕入れる商品がなくなったので、少し遠い店へ仕入れに行く。
少し遠い店に行くと利益の出る商品が見つかるので少し遠いエリアへ仕入れに行くようになります。
少し遠いエリアまで行けば仕入れ先がかなり増えるから、少しの間は順調に仕入れることができるようになります。
そしてそのエリアの商品がなくなったらさらに遠いエリアへ
戦略もなく目先の価格差の商品だけを探している行き当たりばったりのせどりをしていれば、せどり実践者が増えれば増えるほど稼げなくなるというイメージしか湧いてこないのは当たり前です。
次に思い付くのが扱う商品のジャンルを増やすことです。
扱うジャンルが増えれば仕入れ対象商品が増えるので、また自宅の近所からせどりができます。
自宅の近くで仕入れして、なくなったら次のエリアへ、そしてさらに遠いエリアへ
これでもまだせどらーが増えたら稼げなくなるイメージを払拭することは出来ません。
それは当り前です。
扱うジャンルを増やしても、仕入れ対象商品が増えて仕入れ効率が上がるだけで問題解決になりません。
価格差のある商品は見つければ見つけるほど減っていくので、探す人が増えると自分の利益が減ってしまう。という不安は残ります。
最近で言えば、古本セット売りやヘルビジャンルなどの商材が人気になりました。
これらの手法が稼げないと言ってるわけではなく、取り組めば利益を上げることができます。
ただ商材の売り文句である
- ライバルが少ない
- 利益率が高い
などは実践者が増えれば実現できなくなるのでさらに不安を増長させることになります。
まだ、ドラッグストアカテゴリーは出品するのに申請が必要なので申請不要のジャンルよりは飽和する速度は遅いですが、目先の価格差を追いかけることに変わりはないので出品者が増えれば自然と利益率は下がります。
せどりは飽和した
数年前からよく聞くフレーズです。
上記のように目先の価格差だけでせどりの利益を上げ続けていくのはかなり難しいです。
一般的なせどりで仕入れる商品は絶えず供給が勝ってるので需要と供給が逆転することはありません。
しかし商品の価格は需要と供給以外にお店の都合でも決定されるので、価格の歪みが起こりその差額を利益に変えます。
そのため出品者が100人越えてる商品は飽和気味です。
簡単な方法ほど稼ぎにくくなるのは当然で店頭で価格差のある商品を見つけるのはタイミングや運も関わってくるようになっています。
そのためせどりで稼いで行くには目先の価格差以外で勝負していく必要があります。
せどりで稼ぎ続けるための4つの方法
- 扱うジャンルを増やす
- より安く仕入れる
- より高く売る
- 販路を増やす
いろんな方法がありますが、この4つに分類されます。
2つ以上の方法を組み合わせた方法もあります。
扱うジャンルを増やす
少し前までは、
- ブックオフせどらーとか
- 家電せどらーなど
特定のジャンルに特化したせどらーが多くいました。
もちろん得意ジャンルがあるに越したことはありません。
しかし他のジャンルを全く手をつけないのはもったいないです。
チャンスがあれば利益を取りに行く特定のジャンルにこだわらないオールジャンルせどりと言うせどりスタイルが出てきました。
おもちゃメインのオールジャンルせどりというのがふうげつのスタイルです。
オールジャンルせどりは一番簡単な方法なので誰でもできます。
でもやらない人もいます。なので必ずやりましょう。
オールジャンルせどりは仕入れ対象を増やしただけで目先の価格差を取りに行くことに変わりはないのでこれだけでは厳しいです。
より安く仕入れる
主な方法
- セール
- 値引き交渉
- 問屋仕入れ
- 輸入
せどりの基本はアマゾンで販売されている商品を他の仕入れ先で安く買ってくることで差額を利益にします。
リスクが少なく誰でもできるので人気になりました。
同じ商品でも店舗によって価格が違います。
なのでより安く仕入れることで利益が増えます。
セール
セールが人気なのは簡単に安く買えるからです。
セールは誰でも同じ条件で購入できるのですぐ利益の出る商品がなくなります。
値引き交渉
全ての店で値引きができるわけではありませんが、値引きをしてもらえればその分利益が上乗せされるので絶対に声を掛けるべきです。
極端な話、1個500円の値引きをしてもらって1000個売ればそれだけで50万円の利益になります。
月収10万円を目指しているなら、価格が安定している高回転商品で店頭価格で仕入れても利益がギリギリ出ない商品を見つけて1000円の利益が取れるくらいの値引きをしてもらえれば100個売れば10万円の利益になります。
店頭価格で仕入れても利益がギリギリ出ないのがポイントです。
他のせどらーに狙われないので仕入れ放題です。
価格が安定している商品でもいつ価格が下がるか分からないので盲目的に仕入れたらダメですよ。
問屋仕入れ
より安く大量に仕入れることが出来るのが問屋仕入れです。
もうここまでくるとせどりでなく、普通の小売業です。
卸問屋からネットで個人でも買える問屋までいろいろあるので知っておいて損はないです。
輸入
せどりの仕入れというよりも、輸入転売なので省きます。
より高く売る
主な手法
- 転売(予約転売)
- 寝かせ
プレミア商品の入手は難しいです。
入手が難しいからプレミア価格になるので当然です。
店舗せどりでプレミア商品を入手することは可能ですが、1度仕入れるとその店では当分の間仕入れることが出来ないので一般的なせどりと変わりません。
転売(予約転売)
数量限定や初回限定などの生産数が限定されている商品を買い高値で販売する手法。
発売前の需要と供給の歪みを利益に変える手法です。
良いか悪いかは別として時折ニュースなどでも取り上げられ社会問題になることもしばしばあります。
予約転売は参入障壁が低いので実践者は多いですがアカウント停止リスクが一番高いです。
資金が少なく短期的に一気に稼ぐことができる可能性がありますがハイリスクハイリターンです。
人気が出るであろう商品を予想して仕入れるので、求められるスキルはせどり転売の中で一番高いかもしれません
寝かせ
予約転売に近い一面もありますが、
- 予約転売は短期間で売り切る
- 寝かせは中長期間で価格上昇の局面で売る
見る時間軸が違うので需要と供給に対するアプローチが反対になります。
その商品の潜在的価値を価格に置き換えて将来的に価格が上がるであろうとの予測の元に仕入れます。
基本的にはその商品の底値を狙って仕込みます。
予想する期間が長いので予約転売ほど求められるスキルは高くありませんが、それでもかなりのスキルを求められます。
仕入れたタイミングから価格が下がり続けたり再販されることもあるので、その場合は損切りする必要があります。
回転率が下がるので資金力が必要になってきます。
販路を増やす
アマゾン以外に売る場所を増やします。
- ヤフオクやメルカリ
- ヤフーショップや楽天市場などのショッピングモール
- アメリカアマゾンや、ebayなどの海外
- 独自のECサイト
販路を増やすことで露出が多くなるので売れやすくなることを期待します。
投資型せどりはなぜ飽和しないのか
一般的なせどりを詳しく知ったところで、投資型せどりがなぜ飽和しないかを説明します。
分類的には、より高値で売る手法に当てはまります。
寝かせに近いのですが決定的に違うのが将来的に価格が上がることを予想するのではなく上がるサインを基準に仕入れます。
これまでに同行せどりを受けた方やコンサル生に説明しましたが全ての方が理解して納得しているので特別な手法ではないでしょう。
需要と供給を確認するだけなので求められるスキルはほとんどありません。
商品がプレ値になるのは供給より需要が大きくなると価格が上昇します。
普通のせどらーには仕入れが出来ない段階、すなわちまだ価格差があまりない時点で仕入れ判断ができるので好きなだけ仕入れができます。
そのとき市場の供給量を確認してから仕入れることで、販売までの期間を短くすることができます。
市場の需要と供給の逆転を確認してから仕入れを開始するので、寝かせにある損切りのリスクが投資型せどりにはありません。
これだけ見ると投資型せどりは寝かせより優れている手法のように見えますが、投資型せどりは商品を底値で仕入れることが出来ません
もちろん定価より安く仕入れることは出来ますが定価の2割引き程度で仕入れが出来れば上出来です。
飽和しない理由
多くの人が心配する飽和ですが
- その手法で稼げなくなる(利益が取れない)
- または仕入れられなくなる
ということを指していると思います。
せどりで利益が取れない=価格競争になる最大の原因は供給過多です。
過去の需要と現在の値幅しか見てないので、市場の供給量を無視して仕入れるために価格競争がおこります。
投資型せどりは仕入れる時に供給量の確認をしてるので多少の価格競争はありますが需要が勝ってるので段階的に価格は上がっていきます。
次に同じ手法を使う人が増えると仕入れができなくなるのではないか?ということです。
商品の供給量にもよりますが、仕入れのサインが出てから仕入れに行くと大阪だけでも100個くらいは簡単に集まります。
そのため現在はある程度市場の商品が減ってから回収していますが、実践者が増えれば回収のタイミングを早めればいいだけです。
市場から商品がなくなるのが早くなればアマゾンの価格上昇も早くなるので実践者が増えると飽和どころか売れるタイミングは早くなるくらいです。
それに仕入れ対象になる商品は日々増えているのでなくなることはありえません。
コンサル生にしか教えてませんがネットで仕入れる事も出来るので仕入れられないってことはないです。
メリット
- 慣れてくるとほとんど仕入れに行かなくていい。
- 仕入れる段階では大きな価格差がないので店舗で簡単に仕入れることができる。
- 事前に売ってる店舗を確認しておけば、サインが出た時に一気に回収ができるので大量保有ができる。
- 新品おもちゃはクリスマスに大半の商品が売れるので計画的に仕入れが出来れば翌年から一気に楽になります。
デメリット
- プレ値になる前の段階で仕入れるので商品の回転率は寝かせ程ではありませんが悪いです。
- 需要が大きく勝ってる場合はスグに売れますが平均すると売れるまでに3ヶ月から半年くらいかかるので資金効率が悪い。
- 再販再生産があった時に素早く察知し判断する必要がある。
投資型せどりの実践者が増えても飽和しないということをなるべく分かりやすいように書きましたが質問や不明な点があれば気軽にお問い合わせください。