要期限管理商品の納品方法や注意点を知りたい!
要期限管理商品とは、簡単に言うと消費期限がある商品のことです。
主に食品のことを指していますが、サプリメントやペットフード、おもちゃ関連なら食玩(しょくがん)も該当します。これらをAmazonに出品するなら、賞味期限や消費期限をチェックしてルールを守って納品しないといけません。
ちなみに、消費期限が切れた商品を納品してしまうとアカウント停止になってしまう可能性もあるので、ルールは事前にしっかり把握したうえで厳守する必要があります。
そこで今回は、要期限管理商品の納品方法や注意点について解説していきます!
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要期限管理商品の定義とは?
まずは要期限管理商品ってそもそも何なんだ?というお話からしていきます!
詳しくはAmazonの「要期限管理商品FBA実践マニュアル」に詳しく書かれていますが、要期限管理商品の定義は具体的に以下の2つです。
- 食品全般
- 食品以外で消費期限の印字がある商品
ペットフードやサプリメントなど、ドラッグストアカテゴリーの商品も該当するので注意してください。食品か食品でないかに限らず、賞味期限や消費期限が設定されている商品が要期限管理商品だと覚えておきましょう。
要期限保管商品をFBAで販売するためには特殊な注意点がある!
また、要期限管理商品の中でもお酒やチョコレートをFBAで販売する場合には特殊な注意点があります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてみてください。
①お酒をFBAで販売する際の注意点
お酒も「要期限管理商品」に該当しますが、酒類をFBAで販売したい場合はまず「テクニカルサポート」に連絡しないといけません。
そこで詳細を聞き、税務署で「蔵置所設置の手続き」を行う必要があります。その際、事前に以下の条件を満たしているかを確認しておくとスムーズです。
FBAで取り扱えるお酒の前提条件
- 常温保管が可能であること。(ワインセラーなど冷蔵・チルド保管、温度の指定はできません)
- 「横置き」など取扱いに条件がない商品であること。
- アルコール度数が67%以下の商品であること。
- アルコール度数が24%以上の場合は、1パック5リットル以下の商品であること。
(1リットル×5本などの場合は問題ございません。単体で5リットルを超えるものが対象です) - 商品パッケージに目視で確認できるアルコール度数の印字があること。
- 下記ヘルプページに記載の出品許可を得ている商品であること。
食品・飲料・お酒: https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G201511970
お酒の扱いについて、さらに詳しい解説は「要期限管理商品FBA実践マニュアル」の20ページ以降をご覧ください。
また、お酒をネットで販売するには「通信販売酒類小売業免許」という免許が必要なことも頭に入れておきましょう。
この免許の申請はかなり面倒なうえ申請が通るまで時間もかかるので、正直せどりでお酒を取り扱うのはおすすめできません。
②チョコレートをFBAで販売する際の注意点
チョコレートは、値崩れしにくく高回転で売れる穴場商品。クリスマスやバレンタインデーといったイベントを中心によく売れ、定番商品も多いのでリピートしやすいのが特徴です。
チョコレートのFBAでの販売期間は、これまで10月~翌4月まででした。しかし2022年に規約の変更があり、1年中販売できるようになったのはかなり嬉しいですね。
※ただし、大型のチョコは冬季期間(10月~翌4月)のみの扱いとなるので注意です。
そんなチョコレートですが、納品したい場合はチョコレートを含む商品の納品要件に同意するなどの事前申請が必要となります。詳しくは「Amazonセラーセントラル | 夏季制限品について」をご確認ください。
要期限管理商品をFBAへ納品する際の条件3つ
なお、要期限管理商品は何でもFBAへ納品できるわけではありません。
以下3つの条件を満たしている場合にのみFBA納品が可能となるので、条件を満たしているかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。
- 室温で保管できる
- FBA倉庫に到着した時に消費期限まで60日以上の期間が残っている
- 法令に沿った賞味・消費期限の印字が外から見える場所にある
それぞれの条件について、深堀りして解説していきます。
①室温で保管できる
消費期限の印字有無に関わらず、基本的にFBA納品ができるのは「室温で保管できる商品」のみです。以下のようなものは原則取り扱えないので注意しましょう。
- 「18度以下で保存」など具体的な温度の指定がある
- 要冷蔵・要冷凍
ただし、以下のように温度の指定がないものに関しては、保存方法に指定があっても取り扱い可能です。
- 「冷暗所で保管」
- 「高温多湿を避けて保存」
- 「直射日光を避けて保存」 など
②FBA倉庫に到着した時に消費期限まで60日以上の期間が残っている
FBA倉庫に商品が到着するタイミングにも注意が必要です。FBA倉庫に到着する時点で、消費期限まで60日以上の期間が残っている必要があるので、余裕を持って納品するようにしましょう。
ただし、無事に納品できたとしても安心できません。というのも、消費期限までの残り日数が45日になった在庫は、自動的に廃棄されてしまうというルールが存在するのです。
さらに、そうなってしまった在庫は自動返送に設定していても返送されず、むしろ廃棄手数料を請求されてしまうことに…。そのため、消費期限を「賞味/消費期限在庫レポート」から確認してなるべく余裕を持って納品しましょう。
③賞味期限・消費期限の印字が外から見える場所にある
FBA納品できる商品の条件の中には、「外から見える場所に消費期限・使用期限の印字がきちんとあること」というものも含まれます。
一般販売されているような国内の商品は、法令に沿ってないとそもそも販売できないので基本的に問題ないはず。ただし、以下のように海外製品だと要件を満たさない場合もありますので確認しておきましょう。
条件外の要期限管理商品をFBAへ納品する方法
ただし、上記3つの条件を満たせていない要期限管理商品の場合でも、以下のような商品は事前申請を行って許可されれば納品が可能となります。
- 消費期限の印字がない食品
- 消費期限までの期間がもともと短い商品
それぞれ解説していきますね!
①消費期限の印字がない食品の場合
食品の中には、塩・砂糖・ガムなど消費期限の印字がない食品もあります。このような商品の場合、事前に申請して許可されればFBAへ納品できます。
ただ、こういった商品には、以下のように販売期間が設定されています。なので、販売期間を過ぎると自動的に廃棄されることも覚えておきましょう。
また、消費期限の印字がない商品の申請方法は以下の通り。申請の際は、申請フォームからオンライン申請を行いましょう。
②消費期限までの期間がもともと短い商品
要期限管理商品をFBAへ納品する際の条件の中には、「FBA倉庫に到着する時点で、消費期限まで60日以上の期間が残っている必要がある」というものがあります。
とはいえ、消費期限までの期間がもともと短い商品もありますよね。その場合、例外的に30日以上の期限が残っていれば受領してもらえるという特別対応制度を使えます。
この制度に該当するのは、例えば温度管理が必要なく消費期限が製造日から90日以下の焼き菓子など。特別ルールについては以下の表にわかりやすくまとまっているので、参考にしてみてください。
なお、「例外的に30日以上の期限が残っていれば受領してもらえる」という特別対応をしてもらうためには、「短賞味期限 事前申請リクエストフォーム」での事前申請が必要です。事前申請してから申請が通るまでには約5営業日かかるので、余裕を持って申請しておきましょう。
FBAへ要期限管理商品を納品する際のルール
次に、FBAへ要期限管理商品を納品する際の独特なルールを6つ紹介していきます。
- 商品情報に消費期限を入力する
- 同一ASINの商品はすべて同じ賞味期限のものを納品する
- ダンボールに要期限管理商品と通常商品を同梱しない
- 要期限管理商品のラベルなし混合在庫での納品は不可
- 輸送箱に「要期限管理商品」のシートを貼る
- 消費期限が近い商品から発送される
①商品情報に消費期限を入力する
セラーセントラルにログインして商品登録をしていくと、要期限管理商品については消費期限を入力する項目が表示されます。この項目は、商品に印字されている期限と同一になるように入力しましょう。
ちなみに、商品に印字されている期限と登録した期限が違った場合、Amazonでは登録した期限を元にして管理されます。
場合によっては購入者に期限切れの商品が届いてしまってトラブルの原因になるので、間違えないように入力しましょう。
②同一ASINの商品はすべて同じ賞味期限のものを納品する
同一ASINの商品を納品する際、ひとつの箱に異なる期限の商品を同梱してはいけません。同じASINで賞味期限が異なる場合は、納品プランや箱を分ければ納品できます。
また、以下のように2種類以上の要期限管理商品を納品する場合は、 同一ASINで賞味期限が同じであれば、賞味期限の異なる別の要期限管理商品を同梱しても問題ありません。
このルールは少しややこしいですが、要期限管理商品の納品において一番重要なルールです。間違えないように注意しながら納品しましょう。
③ダンボールに要期限管理商品と通常商品を同梱しない
納品プランを作成する際は、要期限管理商品と通常商品をあわせて納品プランを作ってもOKです。しかし、要期限管理商品と通常商品を同じ箱に入れてはいけません。
例えば、要期限管理商品のお菓子と通常商品のおもちゃがあった場合、納品プラン作成時にはお菓子とおもちゃを一緒にしても問題ありません。しかし、同じ箱にお菓子とおもちゃを同梱することはルール上NGとなっています。
よって、要期限管理商品を納品する際は、ダンボールに要期限管理商品のみをまとめて納品しなければなりません。要期限管理商品であれば複数の異なる商品を同梱してもOKです!
④要期限管理商品のラベルなし混合在庫での納品は不可
要期限管理商品ではラベルが必須となっており、ラベルを貼らない仕様の混合在庫では納品ができません。
ちなみに、混合在庫とは自分が出品している在庫と同じ商品を出品している他の出品者の在庫を混ぜて管理をすること。同じ商品であれば自分が納品したものと別物が購入者に届くこともある反面、商品ラベルを貼る手間が不要という点はメリットです。
もし混合在庫で納品をしたい場合は、自分でラベルを貼り付ければ納品できます。
⑤輸送箱に「要期限管理商品」のシートを貼る
要期限管理商品を納品する際は、納品するダンボール箱に「要期限管理商品シート」を貼り付ける必要があります。
シートは「要期限管理商品FBA実践マニュアル」の9ページ目を印刷して使いましょう。印刷する際のサイズに関しては、A5以上にしてください。
万が一貼り忘れた場合、着払いで戻ってきてやり直しとなる可能性も否めません。なので、要期限管理商品シートは必ず貼り付けて納品しましょう。
⑥消費期限が近い商品から発送される
FBA倉庫に在庫として保管されている商品のうち、消費期限までの日数が少ない在庫から購入者に出荷されます。
消費期限が近い商品から発送することで不良在庫を減らせるうえ、より多くの購入者に商品を届けられる仕組みとなっています。
これに関しては出品者側が特別気にする必要はありませんが、このような仕組みとなっているということを頭の片隅に留めておきましょう。
FBAで要期限管理商品をセット販売する際のルール
次に、FBAで要期限管理商品を「セット販売」する際のルールについても解説しておきます。
そもそもセット販売とは、自分で要期限管理商品をいくつか詰め合わせて梱包し、ワンセットにして販売するというもの。かなり利益が出しやすい反面、ルールが少しややこしいのでよく確認してから納品しましょう。
以下の大事な2つのルールについて、詳しく解説していきます。
- 消費期限の印字ルール
- 納品・梱包ルール
①消費期限の印字ルール
セット商品として納品する際、消費期限の印字について守らなければいけないルールがあります。
セット商品の消費期限の印字ルールとは、「外から見える箇所に一括表示(原材料名、アレルギーなど)を行い、その中でわかりやすく、擦れや滲みのない消費期限を印字する」というもの。例えば以下のようなイメージです。
それ以外にも規定があり、一括表示を作成する際には油性スタンプやラベルシール印刷などを利用することや、簡単に消えない・かすれないインクを使用することなどが定められています。
②納品・梱包ルール
出品者が梱包した状態で購入者に届くため、納品する際の梱包は非常に重要な部分です。推奨されている梱包方法を簡単に説明すると、外から見える箇所に一括表示をすればOKというイメージ。
逆にNG例は、例えば外から消費期限が確認できない場合や、外から複数の異なる消費期限が確認できるような場合。混同しやすいですが、間違えないように注意しましょう。
なお、外から複数の異なる消費期限が確認できる場合でも、透明の袋にラッピングし、一番早く期限を迎える商品の期限を外から見える場所に記載していれば納品可能となります。
ただし、消費期限を一括表示する場合、手書きは厳禁となっているのでやらないように注意しましょう。
要期限管理商品は自己発送での出品も可能!
また、ここまでFBAで要期限管理商品を出品する方法を解説してきましたが、実は自己発送で出品することも可能です。
自己発送の場合は特に消費期限を設定する必要はありませんが、購入者からわかるような形で記載すればOKです。FBAを利用するか自己発送で出品するかは自由なので、自分に合う法を選びましょう。
自己発送で出品する場合の要期限管理商品の取り扱いについては、公式フォーラム「Amazonセラーフォーラム | 自己配送選択時の要期限管理商品の登録について」のやりとりが参考になります。
まとめ:要期限管理商品について理解して正しく納品しよう!
というわけで今回は、要期限管理商品をFBA納品するときの注意点について解説しました。
事前申請が必要な商品を出品するのは多少面倒ですが、それ以外は期限を入力するだけなので、そこまで難しくないはずです。
一番注意しなければいけないのは、消費期限が切れた商品を納品しないようにすること。
アカウント停止になってしまう可能性もあるので、これだけはやらないように気をつけましょう。