せどり初心者がせどりを始める前に気を付けるべきことは?
せどりで失敗しないか不安がある…。
せどりは、数あるビジネスの中でも特にシンプルかつ参入しやすいビジネスの一つです。極端に言えば、商品を購入して販売するだけで良いので、慣れてくれば稼ぐのも難しくはないと言えるでしょう。
とはいえ、守らなければいけない注意点やルールが全くないわけではありません。特にせどり初心者は、注意すべきポイントを押さえてからせどりを始めないと、稼げないどころか負債を抱える恐れもあります。
最悪の場合、自身のアカウントが停止となってしまい、今後一切せどりが行えない状態になる可能性もゼロではありません。
そこで今回は、せどり初心者が気をつけるべき注意点を分かりやすく紹介していきます!
本記事で分かること
- せどり初心者の注意点:基礎編
- せどり初心者の注意点:Amazonの利用編
- せどり初心者の注意点:仕入れ編
「せどりを始めるうえでどんな注意点があるのだろう…?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
この記事を書いた人
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せどり初心者の注意点:基礎編
まずは、せどり初心者が第一に気をつけるべき注意点について紹介していきます!
具体的な注意点は以下の5つ。
- 無在庫販売はNG
- リサーチツールの導入をケチらない
- 商品を雑に扱わない
- 中古品を扱うなら古物商許可を取得する
- 確定申告を忘れない
①無在庫販売はNG
せどり初心者は、無在庫販売はハイリスクなので絶対に避けましょう!
無在庫販売とは?
商品の在庫を持たない状態でECサイトに出品登録をし、商品が売れてから仕入れを行いそのまま配送する販売方法のこと。
無在庫転売は、必ず売れる状態で商品を仕入れられるので、在庫を抱えるリスクは無くなります。
ただし、商品を確実に仕入れなければならず、注文が入ってから「仕入れられませんでした…。」というキャンセルは決してできません。購入者側に多大な迷惑をかけてしまうため、非常にリスクの高い方法と言えます。
また、主に以下のECサイトでは無在庫販売や付随する内容の規定が厳格にされています。
- Amazon
- Yahoo!ショッピング
特にAmazonでは無在庫販売に対する明確な規定こそありませんが、ドロップシッピングに関する規約をはじめ、無在庫販売に関しても厳格なECサイトとして知られています。
無在庫販売はリスクが大きく、アカウント停止につながる可能性もあるので絶対にやめましょう!
②ツールの導入をケチらない
せどりで稼ぐにあたり、ツールの導入をケチっては売上に繋がりません。
ツールを導入することで利益の上がる商品を探したり、売れる商品をピックアップできたりと作業の効率化を図れます。
仮にツールを導入しなかった場合「仕入れても商品が売れない…。」「売れても中々利益が上げられない…。」といった問題にも繋がるでしょう。
なお、ツールの中には無料で利用できるものもありますが、有料のツールを導入した方が圧倒的に作業が捗ります。
特におすすめのツールは以下のとおり。
せどり初心者こそ、ツールを導入して作業の効率化を図りましょう!
③商品を雑に扱わない
基本的に仕入れた商品は自身で管理しますので、商品を雑に扱ってはいけません。
大前提として、商品を購入し実際に使用する人がいます。
万が一、そんな商品を雑に扱い傷や汚れをつけてしまったら、クレームが入ったり出品者の評価で低評価を受けたり、最悪の場合は不良品扱いとなり販売すらできない可能性もあるでしょう。
なお、Amazonでは商品の配送や返送、保管対応などを代行してくれるFBAと呼ばれるサービスが提供されています。
ですから「在庫管理が面倒…。」と思ったら、AmazonのFBAに商品を納品するのも一つの手でしょう。
商品を仕入れた時点で責任を持って管理してください!
④中古品を扱うなら古物商許可を取得する
中古品を取り扱う場合、古物商許可なしで仕入れおよび販売を行うと犯罪です。
大きな収益を臨める中古品ですが、取り扱いには気をつけなければなりません。
中古品の取り扱いは古物営業法にて記載されていますが、中古品の定義については以下のとおり。
この法律において「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。
古物営業法
つまり、第三者が使用した商品だけでなく、仮に新品であっても一度消費者の手に渡った商品は中古品扱いです。
中古品と定義される幅はとても広いですし、グレーな商品も多いですから古物商許可は必ず取得しておきましょう。
自身の不用品なら中古品には該当しないので安心して販売OKです!
⑤確定申告を忘れない
せどりに限った話ではありませんが、年間所得が20万円を超えたら確定申告を忘れずに行いましょう。
そもそも所得とは、売上から経費を差し引いた額のこと。
例えば、年間100万円の売上があったとしても、仕入れや交通費で50万円かかっていれば、所得は100万円ー50万円で50万円です。
ちなみに、年間所得が20万円ピッタリなら確定申告は必要ありません。
年間所得は、せどり以外で得た所得の総額ですので、せどり単体の年間所得が20万円を超えていない場合でも確定申告が必須です。
せどりなどで年間所得が20万円を超えたら、確定申告は欠かさず行いましょう!
せどり初心者の注意点:Amazonの利用編
続いて、せどり初心者がAmazonを利用する際に注意すべきポイントを見ていきましょう。
Amazon利用時の主な注意点は以下の4つ。
- 法律で販売禁止されている商品の出品はNG
- 自身のAmazonアカウントにかかっている出品制限を調べておく
- 書籍を扱うなら再販売価格維持制度を守る
- FBAを活用するなら禁止商品を把握する
①法律で販売禁止されている商品の出品はNG
Amazonでは、法律やAmazonのコンプライアンスに違反となる商品は出品できません。
違法な商品が販売されていてはAmazonのイメージダウンや業績の悪化に繋がるからです。
法律で無断販売が禁止されている商品の具体例は以下のとおり。
- 酒:通信販売酒類小売業免許が必須
- 加工食品:食品衛生法に基づいた営業許可が必須
- 医薬品:医薬品店舗販売業許可が必須
許可なく販売した場合は、犯罪となるので注意しましょう。
なお、Amazonのセラーセントラルでは、他にも禁止商品があります。
Amazonの主な禁止商品
- Amazon.co.jp限定商品
- 偽ブランド品
- 非合法または可能性がある製品
- リコール対象商品
- 一部アダルト商品
- 現在有効の紙幣や通貨、現金同等物
- 無形の商品(アカウント・ビットコインなど)
- 輸入食品(製品)、飲料
- 生き物、ペット
- 医療機器、(動物用)医薬品、
- 海外直送のヘルス&ビューティ商品
- ピッキングツール
- 銃器、弾薬、火薬
など
万が一、禁止されている商品を出品してしまった場合、出品を取り下げられたりアカウントが停止されたりとさまざまなペナルティが発生します。
法律で販売が禁止されている商品やAmazonの利用規約も事前に確認し、誤って出品しないように気をつけましょう!
②自身のAmazonアカウントにかかっている出品制限を調べておく
Amazonの出品者アカウントには、出品制限がかかる場合があります。
出品制限がかかっている商品は、制限を解除してからでないと出品できないので、必ず制限を解除してから出品してください。
なお、出品制限となる商品は、品目やカテゴリーだけではなくメーカーにも該当します。
Amazonで規制がかかっている主なメーカー
- Apple
- エレコム
- アディダス
- ナイキ
- GUCCI
- ルイヴィトン
- バンダイ
- タカラトミー
- レゴ
など
このような出品制限は、出品者アカウントによっても異なるため、自身のアカウントを確認するまでは分かりません。
Amazonのセラーセントラルにある「商品登録画面」やAmazon Sellerアプリから確認できるので、仕入れたい商品が見つかったら制限がないかその都度調べてみてください。
もし制限がかかっているなら制限解除申請を行う必要があるので、必ず確認しましょう!
③書籍を扱うなら再販売価格維持制度を守る
特に本せどりを実践したいと考えているなら、書籍の再販売価格維持制度を守りましょう。
再販価格維持制度とは?
仕入れた書籍を販売する場合、出版社が決定した定価でないと販売できない制度のこと。定価以上でも定価以下でも販売できません。
例えば、定価が2,000円で販売されている書籍があった場合、1,000円で販売したり、倍の4,000円で販売したりができないわけです。
なお、Amazonで再販価格維持制度が適用される商品は以下のとおり。
- 書籍
- 雑誌
- 新聞
- 音楽ソフト(CD・レコード)
適用されるのは新品の商品に限りますが、違反をするとアカウント停止などのペナルティを受けますので注意してください。
④FBAを活用するなら禁止商品を把握する
AmazonのFBAを活用する場合は、別途で禁止されている商品を把握しましょう。
具体的には以下に該当する商品がFBAでは禁止されています。
FBAで禁止されている主な商品
- 日本の規格や法律を満たしていない商品
- 室温での保管不可商品
- 動植物
- 危険物や化学薬品
- 輸送禁止の商品
- エアゾール製品
- 医療機器
- 医薬品
- 金券類
- ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴッド・地金
- 金貨・銀貨・銅貨・記念コイン
- 古銭・古札
- プログラムのポリシーによって出品禁止の商品
- リコール対象の商品や日本で販売禁止の商品
上記が全てではありませんが、FBAを利用する場合は事前に確認しましょう。
なお、危険物の中にはFBAでも出品可能な商品が存在します。FBAの規約に基づき、正しい納品方法でなら納品が可能なので、合わせて把握しておきましょう。
せどり初心者の注意点:仕入れ編
最後に、せどり初心者が仕入れを行うときに気をつけるべき注意点を紹介します。
仕入れ時の主な注意点は以下の3つ。
- 商品を管理するスペースと資金に合った仕入れをする
- 仕入れた新品商品についた値札は必ず剥がす
- ショップ側に転売目的での購入だと悟られないようにする
①商品を管理するスペースと資金に合った仕入れをする
まず商品を仕入れるにあたり、在庫管理できるスペースと資金に見合った仕入れをしましょう。
商品を多く仕入れるほど在庫が増え、売れなければ在庫がどんどん溜まってしまいます。在庫が増えると新しい商品の仕入れがしづらくなりますし、新たな保管場所が必要となれば倉庫を借りるなどの費用も嵩むでしょう。
ですから、初心者のうちから大量に仕入れを行うのはあまり得策ではありません。
なお、せどり初心者は高額な商品の仕入れはできるだけ避けましょう。売れれば問題ありませんが、確実に売れる保証がない以上、大きなリスクになりかねないからです。
せどり初心者なら、まずは少量かつ少額で始めてみてくださいね!
②仕入れた商品についた値札は必ず剥がす
せどりで仕入れた商品は、必ず値札をきれいに剥がしてから出品しましょう。
そもそも、仕入れた商品の値札を剥がさずにそのまま出品したらどうなるのでしょうか?
結論、購入者からのクレームに繋がってしまいます。最悪の場合、出品アカウントの制限および停止となる可能性もゼロではありません。
なぜなら、商品に値札シールを貼ったままだと仕入れ額が購入者にバレてしまうからです。当然ですが、出品者は利益を上げるために仕入れ額よりも高い金額で販売していますから、クレームに繋がってしまうのです。
ですから、商品の値札剥がしは徹底して行いましょう。
なお、商品の値札を剥がす際は、商品のパッケージを傷つけてもいけません。新品中古品問わず、傷がつけば不良品として販売できなくなるからです。
値札剥がしには、専用の値札剥がし液やカーボン製のヘラを用意し、商品を傷つけないように丁寧に剥がしましょう!
③ショップ側に転売目的での購入だと疑われないようにする
Amazonや楽天などのショップ側に、転売目的での購入だと疑われないように商品を仕入れましょう。
大前提として、せどりと転売には明確な違いがあります。
- せどり:商品を仕入れて利益を乗せて販売し手数料を稼ぐこと
- 転売:品薄または数量限定などの人気商品を大量購入し、高値で販売すること
「安く仕入れて利益の出る価格で売る」という点では同じですし、どちらも違法性はありませんが、転売は印象が良くありません。
ですから、ショップ側も転売を好んでいません。具体例として、楽天市場の禁止事項を挙げてみていきましょう。
(12)当社、当社のグループ会社、ショップ、他のお客様、その他第三者の権利を侵害し、または迷惑をかけること
楽天ショッピングサービスご利用規約
(19)不正な目的をもって、本サービスを利用すること
転売を禁止する旨は書かれていませんが、捉えようによっては転売が該当する可能性も十分にあり得ます。
ですから、商品を異常に大量購入するなど明らかに販売目的で仕入れるのは避けましょう。
さらに、Amazonにおいても共通して以下の商品を転売した場合は、逮捕される可能性があります。
- チケットの不正転売
- 偽物の商品
- 無許可での商品販売(酒や古物、医薬品など)
転売自体は違法ではないとはいえ、第三者に迷惑をかけてしまうので絶対にやめましょう!
せどり初心者は注意点・ルールを確認してからせどりを始めよう!
というわけで今回は、せどり初心者が気をつけるべき注意点について分かりやすく紹介しました。
せどりはシンプルなビジネスですが、守らなければならない注意点・ルールはたくさんあります。注意点やルールを守れなければ、稼げないどころかアカウント停止や逮捕される可能性もあるので徹底しなければなりません。
「知らなかった…。」では済まされないので、せどりを始める前にECサイトの利用規約や法律・ルールは確認しておきたいところです。
せどりの注意点まとめ
- 基礎編
- 無在庫販売はしない
- リサーチツールの導入をケチらない
- 商品を雑に扱わない
- 古物商許可なしで中古品は扱わない
- 確定申告を忘れない
- Amazon利用編
- 法律で販売禁止されている商品は出品しない
- 出品制限を解除せずに該当する商品を出品しない
- 再販売価格維持制度を守らず書籍を扱わない
- FBAに禁止商品を納品しない
- 仕入れ編
- スペースと資金に見合わない商品は仕入れない
- 新品商品についた値札を剥がさずに出品しない
- ショップ側に転売目的での購入だと悟られる行為はしない
せどり初心者は、注意点をしっかりと押さえたうえでせどりを始めましょう!